曾祖父の代から90年続く農家。あったか野菜農園物語。
「私たちの農産物が、あなたを明るく元気に照らす太陽のような存在になってほしい」
そんな想いと、美味しいものを食べて
あたたかな気持ちになれる幸せな時間を
あなたのもとへお届けします。
あったか野菜農園とは?
あったか野菜農園は、茨城県鉾田市でメロンなどの農産物を育てている農家です。
こんにちは!あったか野菜農園の藤井です。
数ある農産物の販売サイトから、当農園のホームページをご覧いただきましてありがとうございます。
私は茨城県鉾田市で、曾祖父の代から約90年続く農家の4代目として、メロンや干し芋、小松菜などの農産物を育てている農家です。
このページでは、あなたに私やあったか野菜農園のこと、農業を営んでいる鉾田市のことをご紹介いたしますね!
あったか野菜農園内の様子
農園の周りは木々に囲まれ、自然がいっぱいです。
10~11月には、家族皆で干し芋用のさつまいも掘り。秋の楽しみとして、毎年我が家の恒例行事になっています。
元気いっぱいに育つメロンの苗です。
メロンの苗の手入れをしている母です。
父とメロンの苗をハウスに植えています。大自然に囲まれた農園で、家族皆楽しく野菜を育てています。
日本一の野菜の生産地、鉾田市をご存知ですか?
鉾田市は、北に涸沼、南に北浦、東に太平洋と周囲を水に囲まれた広大な大地を有します。
一年を通して温暖な気候に恵まれ、夏は海からの風が入り冬は雪が少なく、水はけの良い土壌に恵まれた農産物を育てる環境に最適な地域です。
鉾田市は、農林水産省が発表する「市町村別の農業産出額野菜部門で全国一位」に輝いたこともあり、常に上位に位置しています。
鉾田市内には、農産物の生産が盛んなことを示す看板が各所にあります。
鉾田市の有名な観光スポットをご紹介します。
鹿島灘海浜公園
広い敷地を有した公園や海がある、鹿島灘海浜公園です。
ユニークな動物の像や、鉾田市出身のお笑い芸人「カミナリ」のお二人の顔を農産物に模した面白い看板があります。
晴れた日は地平線まで続く雄大な海が見え、豊かな自然や設備が整った公園があり、鉾田市の魅力や環境を肌で感じられる公園です。
厳島神社
鹿島街道(国道51号線)に面した森の中に、水に浮かぶ厳島神社があります。
厳島神社と言えば安芸の宮島が世界文化遺産として有名ですが、その厳島神社から1078年(承暦2年)に分霊されたと伝えられる神社で、周囲より一段低くなった窪地にあります。
周囲を木々に囲まれ晴れの日は神秘的な日差しを体感でき、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を祭神としています。
地元では「子生の弁天様」(こなじのべんてんさま)の名で通っており、安産の神様としても親しまれています。
美味しい農産物や心癒される素敵な景色が堪能できる鉾田市へ、ぜひ遊びにお越しください。
農家への経緯や農業、家族への想い。
実は、私は最初から農家ではありませんでした。
私の農園は、曾祖父が北海道に開拓をした資金で開墾し開いた農場で、祖父の代ではメロン出荷量やその品質から市場で表彰をされるくらい盛んにメロンを栽培していました。
小さな頃から身近に祖父や父が当たり前のようにこなしていた農業ですが、昔は格好悪い、大変という思い込みから後を継ぎたくなく、高校を卒業後茨城を出て東京でデザインや接客の仕事をしていました。
仕事に行き詰まりを感じていた時に、親戚の結婚式で父の仕事仲間の方から「農業継がないの?」と声をかけていただき、農業の魅力的な話を聞いていくうちに、自分は表面的な部分でしか農業という仕事を見ていなかったのだと感じました。
その事をきっかけに農業について調べ、強い興味に魅かれた私は、両親に「農業をやらせてほしい!」と頭を下げ就農させてもらいました。
農家を継がなかったことに全く文句も言わず快く送り出してくれ、戻る時も歓迎をしてくれた家族には今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
農業の魅力、やりがい、面白さ。
家族が先生代わり、何も知識がない所から農業を始め、独学で勉強をしながら農産物を育てて感じたのは、野菜を育てるのはこんなに手間と時間、労力がかかるんだということでした。
体力には自信があったのですが、就農した当初は疲れ果ててハウスの中で寝てしまったこともあります(笑)
試行錯誤しながら農作物を育て、それが実を結んで初めて収穫できるまでに成長した時は感動しました。
季節や土の状態、天候などによって、同じように仕事をしても毎年同じ結果にならないことがあります。
ですが、失敗を自分なりに考え活かし自分の思い通りに作物を育てられた時は、喜びと共に農業って楽しい!と思いました。
自分の農産物を食べてもらった時に、「甘い!美味しい!スーパーのものと鮮度が全然違う!」と言ってもらえたことがあり、自分の仕事に自信と誇りを持つようになりました。
種まきから収穫までそれこそ赤ちゃんを育てるような手間がかかりますが、
その先に喜んであたたかな気持ちになってくださる方がいる。その人達のために、自分なりに一生懸命安心安全で美味しい農産物を作る。それこそが農業の最大の魅力でありやりがいだと感じています。
毎年勉強の気持ちで試行錯誤しながら、家族一丸となって農業に挑んでいます!
農業はとても奥が深く、知識や技術、何より作物への愛情が欠かせません。
特にメロンは栽培が難しく、収穫まで育成するだけでも大変な農産物です。
・天気や気温に左右され、少しでも温度・水分管理の手を抜くと良いものができない…
・台風や雪でハウスが倒壊、雨が続けば病気になってしてしまうことも…
・肥料や土の管理をおこたると、連作障害で翌年上手く育たない…
今まで台風でハウスが無残に倒壊したことが幾度となくあり、その度に朝から晩まで家族で力を合わせて修復しました。
農産物によっては一日に何度も何度も交代でハウスに足を運んで作物の様子を見に行き、困難や壁にぶつかることがあれば、家族皆一丸となって試行錯誤しながら対策を考え対処し乗り越えてきました。
心から信頼し、同じ気持ちで農産物を育て元気や励みをくれる家族は、私にとっての宝物です。
家族から受け継いだ想いを乗せて、あなたへあたたかな気持ちになれる農産物を。
農業の基礎を教えてくれたのは家族ですが、その中でも祖父は就農した時から私をずっと気にかけてくれました。
祖父はどうしたらもっと農産物を美味しくできるかを常に考え、自分の事は二の次、農作業に妥協なく自分にも厳しかったのですが、農産物を食べてくれた人の感想を聞くと笑顔になる…そんな素敵な人でした。
自分には厳しくとも家族には常に優しかった祖父。そんな祖父からは、今の私の農業の指針になる言葉や農業者としてのあり方をたくさん学ばせてもらいました。朝から晩まで毎日休みなく働いていた祖父。
きっと食べてくれる人を第一に考えた農業を、ずっと大事にしていたのだと思います。
祖父は父と共に私が理想とし尊敬する農家で、農業の技術や姿勢を学ばせてもらったお礼に私が作った農産物をたくさん食べてもらったり、農家として成長した姿を見せたかったのですが、残念ながら他界してしまい今はそれが叶いません。
今の私にできることは、祖父に恥ずかしくない、食べてくださるあなたを第一に考えた農業をすることです。
祖父や家族の思いを受け継ぎ、自分の子供にも安心して食べさせられる農産物を提供したい。私の農産物が、食べてくださる方を明るく元気に照らす、あたたかな太陽のような存在になってほしい。
そんな願いを込めて、鉾田市から農産物を育てお届けします。
畑から感動とぬくもりを。私たちの想いを込めた農産物を、ぜひ召し上がってください。
あったか野菜農園は、これから全国のたくさんの皆様に美味しいメロンを始めとした農産物をお届けし、あたたかく楽しい時間を作るお手伝いや、感動していただけるような美味しい農産物を召し上がっていただきたいと思い、2021年に農園のホームページを開設いたしました。
そのために、安全で美味しい農産物作りへの勉強・追求・こだわりは欠かしません。
このホームページをご覧いただいているあなたにも、私たちの想いが詰まった当園の美味しい農産物をぜひ召し上がっていただきたいと願っています。