「メロンの追熟について」メロン農家が教える美味しいメロンの食べ方をご紹介!
突然ですが、あなたはメロンの追熟をご存じでしょうか?
折角購入した、もしくはいただいたメロンがあれば、自分のお好みのかたさで美味しく召し上がりたいですよね!
今回はメロン農家が、美味しいメロンの食べ方やメロン追熟法をご紹介いたします。
もくじ
メロンの「追熟」について
メロンには収穫してから意図的に熟させ、果肉を柔らかくして食べる「追熟」という方法があります。
追熟によって甘さは変わらないのですが、メロンは果肉が熟すとやわらかくまろやかになり、口の中でほどけるような食感になります。また、追熟にはそれ以外にもメロンの特性を変えてくれる効果があります。
メロンを食べると、舌や喉がピリピリ・イガイガされるという方がいらっしゃるのではないでしょうか?これは、「ククミシン」というタンパク質を分解する酵素の影響であることが多いんです。
体質的に感じやすい方は、ぜひ追熟をして召し上がってください。メロンが熟してくるとククミシンの含有量が減りとても食べやすくなります。
当園ではこの成分がなるべく少なくなるような栽培をしています。
当園のメロンは、お好みによって追熟しなくても召し上がれます!
追熟前のメロンは美味しくないと言われたり、メロンは必ず追熟をしてから食べてくださいと言われることが多いです。
当園の貴味メロンはハウス内でギリギリまで糖度をのせてあなたのもとにお届けしていますので、お好みによっては到着してすぐ、あまり追熟をしなくても美味しく召し上がりいただくことができます。
追熟前の貴味メロンの特徴
追熟前の貴味メロンは、小気味の良いしっかりとした歯ごたえと食感、噛めば噛むほど甘みが口に広がる採れたてメロンの美味しさを味わえます。
追熟後の貴味メロンの特徴
追熟後の貴味メロンは、果肉が柔らかく口の中でとろける様な食感があり、甘いメロンの風味がフワッと口いっぱいに広がります。
同じメロンでも追熟前・追熟後とそれぞれ違った味わいがありますので、食べ比べていただくとメロンの新たな美味しさの発見に繋がるかもしれません。
ぜひお好みのかたさに合わせてメロンをお楽しみください。
追熟のやり方や食べ頃の見極め方、追熟に関する注意事項について。
どなたでも簡単に分かるメロンの追熟法
メロンの追熟方法はとっても簡単で、
お届けした箱からメロンを出し直射日光を避け、ジメジメとしていない風通しの良い日陰に常温で保存するだけです。
※常温の目安は、20~25℃です。
追熟したメロンの食べ頃の見極め方
追熟をしてメロンの食べ頃を見極めるのに技術はいりません。追熟のやり方同様とっても簡単です。
メロンの下部であるおしり(お届けした際に下になっている部分)の周りを、指で軽く押してみてください。その際、指がヘコむ様な柔らかさを感じたら食べ頃です!
果肉がかなり柔らかいメロンがお好きな方は、メロンの側面までヘコむような柔らかさを感じたら食べ頃です。
※当園の貴味メロンには、お届け時箱の中に追熟完了目安時期が記載された別紙をお入れしておりますが、保存していただく環境(温度や湿度)によって追熟完了の日数が変わってくる場合があります。外気温が高い場合は追熟が進みやすく、メロンの個体差によってもお日にちは前後します。
湿度が高い場所で保存するとメロンが痛みやすい(カビなど)ので、保存される場所には十分ご注意ください。
また、貴味メロンは他のメロンと違い、追熟をしても外皮の色があまり変わりません。
匂いも多少メロンの香りが強くなりますがそこまで変化はないので、常温で保存し追熟していただく際は、可能でしたらぜひ毎日メロンの様子を見てあげてください。
メロンを実際に触って外皮の柔らかさなどを確認していただけると、失敗することなくお好みのメロンのかたさを見極めていただけるかと思います。
追熟に関する注意事項
メロンを追熟していただく上で、気を付けていただきたい注意事項があります。
メロンを追熟する場合は、必ず「常温」で保存(追熟)をしてください。一度でも冷蔵庫に入れてしまうとそれ以上熟させることが難しくなります。
また、追熟後のメロンの食べ頃は2~3日と短いので、なるべく早めに召し上がりいただきますようお願い申し上げます。