2023/01/20
メロンの「整枝作業」ご存じですか?緊張の作業風景をお届けします!
こんにちは!あったか野菜農園の藤井です(^^♪
前回のブログで、ハウスにメロンの苗を植え替える「定植」作業の様子をご紹介させていただきましたが、今回は定植後初の大きな作業であるメロンの整枝作業の様子をお届けいたします。
メロンの整枝作業とは?
ご覧いただいているあなたは、メロンの整枝作業ご存じでしょうか?
メロンは成長の過程でたくさんの葉やつる、花を咲かせながら育っていきますが、そのままにしておくと風通しが悪くなって病気が蔓延することがあります。栄養も分散し、実をつけるのに必要なつるに上手く栄養が行き渡らないことも。
そんな悪影響を回避するため、メロンの実に必要な葉やつる、花だけを残し、必要のない葉やつる、花を綺麗に摘み取ることを、メロンの「整枝作業」と呼びます。
メロン整枝作業の様子をご紹介します!
不要な葉やつる、花を取り除く整枝作業。実はとても緊張する作業なんです。
その理由はメロンの繊細な苗にあります。この時期のメロンはまだ葉や茎、苗自体も貧弱で、力加減を間違うと指で簡単に潰れてしまいます。
そんな苗を相手に不要な部分を見極めて摘んでいくのですが、初めて整枝作業をした時は必要なものの判断が難しく、もし大事な部分を摘んでしまったらどうしよう…という不安にも駆られ、終始ドキドキしながら作業したことを覚えています。
失敗したら今まで大切に育ててきた苗が台無しになってしまうので、今でも緊張しながら作業をしていますが、整枝作業はメロンと一番近くで接することができる作業でもあるので、私はこの作業が大好きです。
家族で力を合わせて、一つ一つ丁寧にメロンの身だしなみを整えてあげます。
私たちのメロンは地面に這うように育てる地這え栽培をしているのですが、この整枝作業は常に中腰で肉体的にも精神的にもとても労力がかかる作業です。
私でも長時間の作業は腰が痛くなりますが、そんな作業を父や母も一生懸命手伝ってくれます。
同じ志で作業してくれる家族がいてくれるからこそ、美味しいメロンの栽培ができるんだということに改めて感謝の気持ちでいっぱいになります。
整枝作業前、後の苗の違いをご覧ください!
不要な葉やつる、花がなくなってスッキリしましたね!今年も全ての苗を上手く整えてあげることができました。
整枝作業後の苗は、実をつけるのに必要なつるをグングン伸ばしていってくれます。
摘み取った花や葉を見ると可哀想になってきますが、メロンが快適に育つ環境を作るためには仕方がありません。
これからメロンの成長に合わせて、収穫まで幾度かこの整枝作業を行います。
大きく甘いメロンの実をつけるには必須の作業なので、これからも毎回家族で協力しながら、妥協なくメロン栽培や整枝作業に挑みたいと思います!